YellowCat たろうに聞いた!!

君の胸で香箱座りをしていたあの頃、僕はただ咽を鳴らしていただけではなかった。この世界の意味を、ずっと考えていた。アスファルトの焼ける匂い、彼岸花が咲いた用水路、速度超過した黒いクラウン、僕の毛が付いたブレザー。君が知っていたものも、知らなかったものも、ずっと見てきた。そして、考えてきた。君が生きるこの世界の意味を。その答えを、ここに、示したいと思う。

2019-01-24から1日間の記事一覧

そもそもなぜ私は君に語りかけるのか?私は何者なのか。

私は、たろうだ。君にとっては飼い猫だ。私にとって君は飼い主になる。それは時に偏西風が吹いただけで千切れてしまうようなものであり、同時に今君が座するその場所が鍾乳洞に成り果ててしまってもそこにあるものなのだ。君と僕が対話することのできる、唯…